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鳩山首相、自ら「愚かな首相かも」発言 政府高官も困惑の表情(産経新聞)

 ■普天間問題での窮地あらわ

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題に関し、鳩山由紀夫首相は21日の党首討論で、自らが内外に宣言してきた「5月末の決着」になお意欲を見せた。しかし、首相腹案の「本命」とみられた徳之島案は、地元町長から門前払いを受けた。追い込まれた首相は党首討論で思わず本音を漏らした。「私は愚かな首相かもしれません」-。

 21日朝、首相公邸を出た首相は記者団に、「今日は大変いい天気だ」と晴れ晴れとした様子で語った。続けて、普天間問題を強く意識し、「今、大変厳しい天気かもしれないが、必ず5月末には“五月晴れ”にしないといけない」と決意を示してみせた。

 もっとも、事態は五月晴れどころか土砂降りに近いといえる。14日付の米紙ワシントン・ポストは、普天間問題を解決できない首相について、「哀れでますます愚かな日本の首相」と皮肉った。21日の党首討論では、自民党の谷垣禎一総裁が記事を持ち出し「日本国総理大臣に対する暴言だ」と首相の見解をただした。

 ところが首相は「確かにワシントン・ポストの言うように…」と、酷評記事を自ら追認してしまった。これには、会場の参院第1委員会室に陣取った自民党議員らはあきれ顔で、谷垣氏も「何ですかそれは…」と絶句気味だった。

 平野博文官房長官は記者会見で「首相自身の謙虚さの表れ」と取り繕ったが、政府高官は「あれはちょっとよくないな」と困惑の表情を見せた。

 党首討論で首相は、普天間飛行場の「県外」移設への意欲も重ねて強調した。本命は鹿児島県・徳之島へのヘリ部隊の移設案とされるが、この案は20日、地元の3町長に明確な「NO」を突きつけられた。滝野欣弥官房副長官が町長らに平野官房長官との面会を打診したが拒否された。首相にとって深刻なのは、この動きについて、首相自身は事前に全く相談されていなかったという事実だ。

 わずか50分間ほどの党首討論の時間中、民主党議員席では居眠りしていたり、うつむいてずっと携帯電話をいじったりしている議員の姿も見られた。図らずも首相の求心力の低下を象徴する党首討論となった。

 自民党の石破茂政調会長は21日の記者会見で鳩山政権の現状をこう表現した。

 「官邸崩壊と言っても過言でない」

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<口蹄疫>1週間さかのぼり調査へ 農水省(毎日新聞)

 宮崎県都農町で家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)感染の疑いが強い牛が確認されたことを受け、農林水産相の諮問機関、食料・農業・農村政策審議会の小委員会が20日開かれた。最初に確認された9日から1週間さかのぼり、発生農家に出入りした畜産関係者らの疫学調査をすることなどを決めた。

 疫学調査は、畜産関係者らが訪れた他の農家で異常がないかなどを調べる。また、発生農家から1キロ圏内にある農家の牛を抽出し、感染の有無を把握するための抗体検査を実施することを了承した。

 また農水省は20日、乳製品など一部を除き、牛などの偶蹄類(ぐうているい)の畜産物の輸出を一時停止した。農水省によると、牛肉輸出は08年度で約551トン。【佐藤浩】

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ニュージーランド人教師交流 日本語熱冷める 予算削減、最後の研修?(産経新聞)

 関西の国際交流団体が行ってきた、ニュージーランド人日本語教師の来日研修が中止の危機に陥っている。資金を出してきたニュージーランド政府系基金が、拠出中止を通知してきたためで、今のままでは今月17日まで滞在している6人が「最後の研修生」となる。予算削減が理由だが、背景には日本語人気の低下という日本にとっても看過できない事情があった。

 大阪府田尻町のりんくうタウンにある国際交流基金関西国際センター。ニュージーランドで11~13歳の子供が通う学校などで、日本語を教える教師が滞在、日本語指導法の研修を受けている。茶道や書道などの伝統文化体験、京都見学や小学校訪問、ホームステイなど日程は盛りだくさんだ。

 オークランドから来たセーラ・カーさん(24)は、わずか3万5千円の自己負担で参加できる研修をチャンスと考え、参加した。「日本文化について質問を受けても答えられないことがあったが、体験すれば自信を持って話すことができる」と言う。

 研修は2006年、政府系のアジアニュージーランド基金が資金を出し、関西ニュージーランドセンターが受け入れ実務を担当する共同事業として行ってきた。1人あたりの費用約44万円の大部分を補助する。同センターは大阪のニュージーランド総領事館が00年に閉館したあと、同国と関西の関係継続を願って研究者ら民間人がつくった。

 しかし同センターは、アジアニュージーランド基金から、今後の基金からの拠出はできないと告げられた。国内の経済状況が好転しないことによる予算の削減が理由だった。

 一方、ニュージーランドでは1980年代後半に高まった日本語熱が、近年冷めつつある。同国教育省によると、2000年に初等学校の日本語学習者は2万3051人で最多だったが、09年には1万7647人でフランス語とスペイン語に抜かれて3位に転落した。中高等学校でも同期間に2万315人から1万7304人に減少、首位のフランス語が逆に増加したという。

 こうした日本語人気の低下は他国でも同様で、米国の言語調査機関が1997年と2008年を比べた外国語教育実施率では、初等学校で3%から1%に、中高等学校で7%から3%に減少している。かわって人気を伸ばしているのが中国語で、米国でも1997年から2008年にかけて初等学校で0・3%から3%に、中高等学校で1%から4%に増加。ニュージーランドの初・中高等学校でも、00年から09年にかけて倍増し、初等学校では5千人に迫る。研修参加者のレイチェル・スペンサーさん(35)が教える学校でも、中国語選択者は日本語に並ぶ約120人。「仕事に役立つなど将来的なことを考えて中国語を選ぶ生徒が増えている」と言う。

 同センター理事長で京都大学大学院農学研究科の加賀爪優教授(地域環境経済学)は「日本と関係を持ちたいという動機がニュージーランド側で以前より薄らいでいることは否めない。これまで続いてきた交流なので、スポンサーになってもらえる理解ある企業を探したい」と話している。

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東京スカイツリーを上空から! クルージングが人気(産経新聞)

 建設が進められ、日本一高い建造物となった東京スカイツリー。「上空から見学したい」との要望に応え、エクセル航空(千葉県浦安市)がヘリコプタークルージングを始め、これまでにない眺めが好評を博している。

 クルージングは浦安ヘリポートを出発、スカイツリーのほかに東京タワーや皇居などを周遊する。所要時間は約20分。午後2時から毎日3~4便を運航し、スカイツリー完成までの提供を予定している。大人1万2000円、子供6000円など。【問】(電)047 ・380 ・5555。

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<銅像制作>桶狭間の戦いから450年を機に 信長と義元を(毎日新聞)

 織田信長が今川義元を破った桶狭間の戦い(1560年)から450年を機に、地元団体の発案で始まった信長と義元の銅像制作が、大詰めを迎えている。手がけているのは、地元の彫刻家で日展会員、工藤潔さん(68)。時代考証にもこだわった大作は今月下旬に完成する見通しで、名古屋市緑区桶狭間の古戦場跡地の公園に据え付けられる。

 郷土史跡のPRを続ける市民団体「桶狭間古戦場保存会」が08年10月、「地元で半永久的に残る作品を」と、工藤さんに像の制作を依頼した。工藤さんは合戦に挑む2人にふさわしい姿を探し求め、全国で肖像画や木像などを見て回った。さらに、甲冑(かっちゅう)の専門家に話を聞き、27歳の信長と42歳の義元のイメージを固めていき、昨年6月、制作に取りかかった。

 間もなく完成する2体は、信長が長いヤリを構えて前へ踏み出そうとする立像。義元は「海道一の弓取り」の異名にふさわしく、長弓と軍扇を持ち、周囲を見下ろすような座像だ。岡崎市の石切り場から掘り出した重さ5~6トンの岩の上に設置する。

 信長のヤリと義元の弓の先端をたどると「∞」(無限大)を表し、地元の長い歴史をイメージしている。保存会の調査では、義元の銅像は全国にも例がないという。

 装具の一つ一つにもこだわり、郷土史家らとの議論を重ねた工藤さん。「天下統一を目指す信長の気迫と、武人としても名高かった義元の高貴さを表せた」と話している。【山田一晶】

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